投稿一覧
-
遺産相続
弁護士コラム:【遺産相続】相続人の不存在と包括遺贈
相続人のいない者が第三者に対し全ての遺産を遺贈する旨の遺言を残して死亡した場合、「相続人のあることが明らかでないとき」(民法951条)にあたり、相続財産管理人選任の手続を取らなければいけないか問題となります。 この点について、最判平成9年... -
遺産相続
弁護士コラム:【遺産相続】相続分の譲渡と特別受益
1 はじめに 相続分の譲渡が特別受益に該当するとした最判平成30年10月19日を紹介します。 この事案の登場人物は、父、母、子4人です。 父は平成20年12月に死亡し、その遺産分割において、母は子の一人である甲に対し自身の相続分を譲渡してい... -
遺産相続
弁護士コラム:【遺産相続】相続放棄の意思表示の取消し
一般論として、相続放棄の意思表示について、錯誤を理由に取り消すことができます(民 919条 2 項)。もっとも、裁判例では、法律行為の基礎とした事情についての錯誤にすぎず、その事情をに関する認識の表示がなされていないとして取消しが認められな... -
遺産相続
弁護士コラム:【遺産相続】相続欠格事由について
相続人が遺言書を「破棄又は隠匿」した場合、当該相続人は相続人の地位がはく奪されることになります。ここで、「破棄又は隠匿」の意義が問題となります。 最決平成 9年1月28日によれば、「相続人が相続に関する被相続人の遺言書を破棄又は隠匿した場... -
離婚問題
弁護士コラム:【離婚】父母の親権行使が不適当な場合
父母の親権行使が困難又は不適当であることにより子の利益を害する場合、その祖父母は、親族として、家庭裁判所に対して、親権停止の審判申立てをすることができます(民法第834条の2)。 この場合、父母の祖父母は、家庭裁判所に対して、親権停止の申立て... -
その他
弁護士コラム:【民法改正】債務引受について
1 民法470条3項について 併存的債務引受は、債務者と引受人となる者との契約によってもすることができます。この場合において、併存的債務引受は、債権者が引受人となる者に対して承諾をした時に、その効力を生ずる、とされています(民法470条3... -
交通事故
弁護士コラム:【交通事故】若年男子の死亡逸失利益
大阪地裁令和3年12月16日(自保2115)の事案は、被害者は23歳男性、高校卒業後、20歳で専門学校を卒業し、転職を重ねた後、特殊印刷の会社き就職しました。事故年の給与収入は270万円ほどでした。 原告は、基礎年収を賃金センサス男子全年... -
交通事故
弁護士コラム:【交通事故】卒業遅れによる逸失利益
1 事実関係 事故発生は、平成28年4月30日(大学3年生)。大学生は、同年10月に復学したが、4年生時に卒業研究に着手することができず留年することになり、大学卒業が1年遅れ、それに伴い大学院の卒業が1年遅れました。そのため、大学生は、当... -
刑事事件
弁護士コラム:【刑事事件】一審で実刑判決がでた場合と身柄拘束
1 身柄事件の場合 身柄事件の被告人が起訴後に保釈で出たものの、実刑判決が言い渡された場合、保釈は失効します(刑訴法343条)。そのため、判決後すぐに身柄を拘束され、その日のうちに拘置所に収容されることになります。したがって、保釈中の被告... -
借金問題
弁護士コラム:【債務整理】自己破産と自宅
破産者が住宅ローン付きの自宅を有している場合、破産者は自宅を手放さなければなりません。もっとも破産者は、自宅が競売されるまで住み続けることができます。というのも、住宅ローン債権者は抵当権者であり、自宅の担保価値を把握しているにすぎないの...
