TOPICS

  • HOME>
  • TOPICS>
  • 弁護士コラム:【交通事故】事故後減収がな・・・

弁護士コラム:【交通事故】事故後減収がない場合の後遺症逸失利益

2021.05.23
1 金沢地裁令和元年12月20日判決(自保ジャーナル2085号81頁)

事故後減収がない会社員の後遺症逸失利益が問題となりました。差額説からすれば事故後減収がない場合は後遺症逸失利益は認められないことになりそうですが、裁判例の多数は純粋な差額説は取っておらず、本人が努力したことにより減収しなかった場合は後遺症逸失利益を認めています。金沢地裁判決でも、事故後減収がないことは本人の努力によるものであると認定され、後遺症逸失利益が認められました。

2 事故後減収がなかったことが明らかになった理由と対策の必要性

金沢地裁の判決では、事故後減収がなかったことが本人尋問で明らかになったようです。原告側からすれば、このことは不利な事実ですから、敢えて本人尋問で明らかにすることしないはずです。そうすると被告側が反対尋問で原告に尋問し、原告側が「事故後減収はありませんでした」と回答したため、被告側が最終準備書面でその旨指摘したものと思われます。最終的に事故後減収がなくても後遺症逸失利益は認められましたが、原告側からすれば被告側から反対尋問で質問される可能性があることも想定して、事前に対策を取っておく必要があると思われます。

EAGLE LAW OFFICE LPC

078-325-1156

お問い
合わせ