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弁護士コラム:【交通事故】事故後の減収がない場合と後遺症逸失利益

2020.10.18
1 はじめに

事故後の減収が認められない場合、保険会社は、差額説を前提に後遺症逸失利益は認められないと主張してくることが多いと思われます。
以下、訴訟外では後遺症逸失利益が認められませんでしたが、訴訟ではこちらの請求どおりの金額が認められた事案をご紹介します。

2 交渉段階

Nさんは建設業を営んでいたところ、赤信号で停車中に居眠り運転の車両に追突され、後遺症害14級の診断を受けました。
保険会社は示談交渉の際に事故前年と事故年の確定申告書を比較すると減収が認められない等の理由から後遺症逸失利益を否定してきました。
そこでNさんはやむを得ず訴訟提起することになりました。

3 訴訟では特別の努力を立証

保険会社は、訴訟でも、差額説を前提に、Nさんは事故後も減収が認めれないことを理由に後遺症逸失利益を認めませんでした。
これに対して、弁護士は、Nさんは事故によって現実に労働能力が低下しており、かつ被害者に減収が生じていない理由がNさんの特別の努力によるものであることを主張立証しました。
具体的には、Nさんの仕事の様子を写真撮影して、後遺症により困難になった作業を説明しました。
また、Nさんは、仕事終了後にマッサージに行ったりするなど身体のケアをしっかりしていましたので、そのことも陳述書にまとめました。
この結果、裁判所は、和解の席において、Nさんは労働能力が低下しているにもかかわらず収入が減らなかったのはNさんの特別の努力によるものであると認定し、こちらの請求を全額認めました。
Nさんはご自身の主張が認められたので、とても満足しておられました。

4 最後に

以上、自営業者の事故後の収入が減少していない場合における後遺症逸失利益について、ご説明しました。
お困りの方は、イーグル法律事務所までご相談ください。

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