TOPICS

  • HOME>
  • TOPICS>
  • 弁護士コラム:【離婚問題】年金受給と婚姻・・・

弁護士コラム:【離婚問題】年金受給と婚姻費用分担調停

2021.04.25
1 はじめに

熟年夫婦が別居するに至り、妻が夫に対し、婚姻費用分担調停を申し立てとします。夫は65歳でしたが年金をもらっていなかった場合、婚姻費用の算定は実額を基準にするべきか、それとも本来であればもらっていた年金額をも実額に加算するべきかが問題となります。

2 考え方

原則は実額を基準としますが、例えば当事者の一方が無収入の場合、その稼働能力を考慮して賃金センサスを用いて算定することがよくあります。この考え方からすれば、本来もらえる年金も加算するべきと思われます。

3 東京高裁令和元年12月19日決定

この決定でも、基礎収入の算定に際し、本来もらえるはずの年金を加算して計算するべきとされました。理由は、年金収入は夫婦共同生活の糧とすることからすれば、夫側の一方的判断で65歳以降受給しないことになったからといって、これを前提に婚姻費用の算定をするのは妥当でないとしました。

EAGLE LAW OFFICE LPC

078-325-1156

お問い
合わせ