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弁護士コラム:【自己破産】家族にばれずに破産できるか

2020.10.12
1 はじめに

自己破産を申し立てる場合,家族に知られずに破産を行うことができるか?といったご質問を受けることがよくあります。

例えば、夫が妻に内緒でカードローンで借り入れし、ギャンブルなど浪費してしまった場合、妻に知られずに自己破産したいとの考えのもとご相談に来られることがあります。

以下,自己破産の場合だけでなく、個人再生、任意整理についてもご説明します。

 

2 自己破産・個人再生の場合

自己破産・個人再生に共通して,裁判所には2ヶ月分の家計収支表を作成して提出する必要があります。家計収支表には原則として同居人の収入を記載する必要があります。
同居人がいるにもかかわらずいない前提で申し立てることはできません。というのも、裁判所には世帯全員分の住民票を提出しなければなりませんので、同居人の有無は世帯全員分の住民票から明らかになるからです。

特に,個人再生の場合,履行可能性の判断に際し同居家族の協力が得られるかが重要なので,同居家族の給与明細の提出が必須となります。

従って,自己破産・個人再生の場合,基本的には家族に知られることなく手続を進めることは出来ません。

なお、中には夫(又は妻)の給与明細を管理しているので、夫(又は妻)に知られずに給与明細を出すことができますと言われる方もおられますが、後から発覚することを防ぐため予め理解を得ておくことが肝要です。

 

3 任意整理の場合

他方で,任意整理の場合であれば,基本的には家族の協力なしに手続を進めることができます。自己破産や個人再生と異なり、債権者は家計収支表や家族の給与明細まで提出することは求めないからです。
従って,任意整理をしても家族に知られることはありません。

 

4 最後に

以上,債務整理の場合,家族に知られずに手続を進めることが出来るかについてご説明しました。

ほかによくあるご相談として,自己破産のデメリットがありますが,詳しくは別記事弁護士コラム:【自己破産】自己破産のメリット・デメリット」で説明しておりますので,ご確認ください。

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