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弁護士コラム:【遺産相続】遺留分の金銭債権化について

2020.10.05
1 はじめに

相続法が改正され,遺留分は金銭債権化することになりました。
これの意味内容について,改正前と比較しながらご説明します。

2 改正前~遺産共有

例えば,受遺者・受贈者が支払不能状態になり,破産開始決定が出たとします。
この場合,改正前であれば,受遺者等と遺留分権利者は不動産について共有状態にあります。
そうすると,遺留分権利者は当該不動産について共有持分を有していることになります。
よって,その共有持分は破産財団には入りませんので,遺留分権利者は共有持分を売却するなどにより金銭化することができます。

3 改正後~破産債権化

では,改正後はどうなるでしょうか。
改正後は,遺留分は金銭債権となります。
そして,この債権は破産債権になります。
そうすると,遺留分権利者は,破産管財人が当該不動産を換価した代金から財団債権などを控除した残額について配当を受けることしか出来ません。
配当率によっては僅かな金額しかもらえない可能性があるのです。
このように破産の局面では,改正法のもとでは,遺留分権利者は不利な立場に置かれるといえるでしょう。

以上,遺留分の金銭債権化についてご説明しました。
お困りの方はイーグル法律事務所までご相談ください。

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