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弁護士コラム:【遺産相続】配偶者居住権と所有権の比較

2020.08.21

改正相続法では,配偶者居住権が創設されましたので,何回かに分けて説明していきます。

今回は配偶者居住権の特徴について説明します。

 

配偶者居住権の特徴について

弁護士法人イーグル法律事務所
1 居住建物の所有権を取得する場合

配偶者が,長年居住してきた建物に,他方配偶者の死後も引き続き居住したいとします。
この場合,相続法が改正される前,配偶者は,その建物の所有権を取得することになりました。
ところが,居住建物の評価額が高額の場合,配偶者は,遺産分割において,その他の遺産(例えば預貯金)を取得できないケースもありました。

 

2 配偶者居住権の場合

結論として,配偶者居住権の評価額は,所有権のそれよりも低額となります。
そうすると,配偶者は,居住建物の所有権を取得しても,預貯金などの金融資産を相続できる可能性が高まります。

 

3 配偶者居住権<所有権となる理由

配偶者居住権の特徴は,居住建物について使用・収益権限が認められるが,処分権限は認められない点にあります。
一方,所有権者であれば,使用・収益・処分権限が認められます。
つまり,配偶者居住権は,所有権よりも弱い権利になります。
したがって,配偶者居住権の価値は,所有権のそれよりも価値が低くなるのです。

 

4 最後に

配偶者居住権が創設されたことにより,配偶者は,長年居住してきた建物に引き続き居住しながら,預貯金など金融資産を相続できる可能性がより高まりました。
これにより,配偶者の生活保障がより実効性あるものになったといえます。

配偶者居住権について検討されている方はイーグル法律事務所にご相談ください。

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