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弁護士コラム:【交通事故】脳脊髄漏出症について

2020.10.27
1 はじめに

脳脊髄液漏出症が発症したとして損害賠償請求をする場合の留意点についてご説明します。

2 起立性頭痛

脳脊髄液漏出症の典型的な症状は起立性頭痛とされています。
しかも起立性頭痛は事故当初から認められることが必要となります。
裁判例においては、診断書やカルテの記載から、事故当初より一貫して起立性頭痛を訴えていなかったことを、脳脊髄液漏出症を否定する方向の事情として考慮することが多いと思われます。
被害者側からは「脳脊髄液漏出症に明るくない医師が診断したためカルテ等に起立性頭痛が記載されていないだけである」という反論も考えられますが、そのような反論を受け入れた例はないと思われます。
よって脳脊髄液漏出症を主張するかは、まずは診断書やカルテを取り寄せて起立性頭痛の記載の有無を確認するところからスタートする必要があります。

3 医師の証人尋問の難しさ

そもそも脳脊髄液漏出症の専門医にたどり着くことが難しいですが、さらにその専門医に実際に法廷に来て証人として証言していただくのはハードルが極めて高いと思われます。
医師は多忙を極めているので、書面尋問であれば協力しますとおっしゃる医師が多いように思われます。
過去に経験したケースでは、所在尋問(病院内での尋問)に応じていただいたことがありました。
医師が協力的だったことや、医師と被害者との関係が良好だったことから実現したものと思われます。
医師に尋問に協力していただくことを見据えれば、被害者は医師と良好な関係を築くことが肝要です。

4 最後に

以上、脳脊髄液漏出症の留意点について説明しました。
関連記事として脳脊髄液漏出症の訴訟進行について説明しておりますので,詳しくは「脳脊髄液漏出症における訴訟進行」をご確認ください。
お困りの方はイーグル法律事務所までご相談ください。

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