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弁護士コラム:【遺産相続】相続放棄と葬儀費用の支出

2020.10.21
1 具体例

Nさんは亡くなった父名義の預貯金から父の葬儀費用として150万円を支出しました。
ところが、その数日後、保証会社からNさんに対して父の生前における借入金の返済を求める封書が届きました。
この場合、Nさんが父名義の預貯金から葬儀費用として150万円を支出した行為は、相続財産の処分にあたり、法定単純承認にあたるから、Nさんは相続放棄をすることができなくなるのでしょうか。

2 裁判例

葬儀費用の支出は、社会的見地から不当ではないので、相続財産の処分にあたらないとした裁判例があります。もっとも、支出がいくらまでなら社会的見地から不当ではないといえるのかについて明確な基準はないので、悩ましいところです。
別件ではありますが、交通事故で亡くなった被害者の相続人が加害者に対して請求できる葬儀費用の額は、いわゆる赤本によれば、上限が150万円とされています。
これを参考にするのであれば、ケースバイケースではありますが、葬儀費用の支出が不当か否かは150万円を越えるかが一つの目安になると思われます。

3 最後に

以上、相続財産から葬儀費用を支出した場合、なお相続放棄ができるかについて説明しました。
お困りの方はイーグル法律事務所までご相談ください。

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