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弁護士コラム:【相続放棄】保証協会・保証会社から突然の請求

2020.10.20
1 事例

Sさんは父と没交渉だったところ、ある日、自宅のポストに保証協会(保証会社)からの封書が投函されていました。
開封してみると、父には1000万円の借入金が残っていることが分かりました。
保証協会(保証会社)は,Sさんともう一人の相続人であるNさんに500万円ずつ請求してきたのです。
Sさんらはすでに父が亡くなったことは半年以上前に知っていましたが、父にプラスやマイナスの財産があることは全く知りませんでした。
そこで、SさんはNさんと一緒に弁護士事務所に相談に行きました。

2 最高裁判例

Sさんらの場合、最高裁判例によれば、封書を開封して父に借金があったことを知った時から3か月以内に相続放棄の申述をすれば、父の借金を相続することはありません。

3 プラスの財産の存在を知っていたとき

先の事例でSさんらは父のプラスとマイナスの相続財産を把握していませんでした。
事例を変えて、Sさんらは、プラスの財産は把握していたが、マイナスの財産(1000万円の借入)は知らなかった場合でも相続放棄の申述を行い、借金の相続を免れることはできるでしょうか。

最高裁判例によれば、プラスとマイナス両方知らなかった、つまり損害財産の存在を一切把握していなかった場合を救済しているにとどまっていると解されます。
この見解によれば、Sさんらは相続放棄の申述により借金の相続を免れることができません。

他方で、プラスの財産を知っていたとしても、マイナスの財産を知らなかったのであれば、相続放棄の申述ができるとする見解もあります。
この見解によれば、Sさんらは相続放棄の申述により借金の相続を免れることができます。

そこで、弁護士としては、依頼者に有利な見解に従って相続放棄の申述をすることになります。

4 最後に

以上、相続放棄の具体例について説明しました。
お困りの方はイーグル法律事務所までご相談ください。

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