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弁護士コラム:【交通事故】専業主婦・兼業主婦の休業損害

2020.10.11
1 はじめに

専業主婦と兼業主婦の休業損害の計算方法について説明します。

2 基礎収入

前提として、従前は、専業主婦の休業損害を否定する考え方もありましたが、現在の最高裁判例は肯定しており、争いはありません。

その上で、専業主婦の基礎収入は、女子労働者の平均賃金で計算するとされています。

一方、兼業主婦の基礎収入は、自ら得た所得と女子労働者の平均賃金のいずれか高い方を基準に計算します。
自ら得た所得と女子労働者の平均賃金とを合算した金額ではありません。

なお、一人暮らしの場合は休業損害は認められないとされています。
専業主婦の休業損害が認められるのは、自分以外の者に対して家事労働を提供することに金銭的な価値が存在することにあるところ、一人暮らしの場合は専ら自分のために家事を行っているため、上記理由にあてはまらないからです。

3 休業期間

主婦が現実に家事をすることができなかった期間になります。
給与所得者のように第三者が休業期間をカウントしてくれないので、自営業者の同様に算定が難しいと思われます。

一般的としては、受傷内容、受傷部位、被害者の年齢、家族構成などの事情を総合的に考慮します。
例えば、利き腕を骨折した場合とそうでない場合とでは家事の制限度合いが変わってくるでしょう。
また、家族に小さいお子さんがいる場合と、高校生がいる場合とでは家事の負担が変わってくるでしょう。

裁判例では、事故日から症状固定日までの期間について、平均して50~70%の労働能力を喪失したと判断した例があります。

4 最後に

以上、専業主婦・兼業主婦の休業損害について説明しました。
お困りの方はイーグル法律事務所までご相談ください。

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