1 はじめに
自己破産のケースにおいて、ローンで購入した車についての諸問題をご説明します。
2 車を残す方法
ローンで車を購入すると、車検証の所有者欄はローン会社になります。
自己破産の受任通知を送ると、車はローン会社に引き上げられてしまいます。
これを避けるためにローン会社にだけ返済することは禁止されています。
そこで、親族に相談して、親族の名前で一括返済することにより、車を残す方法があります。
3 車の引き上げ時期
受任通知を送ると、ローン会社は引き上げの連絡をしてきますが、連絡の時期は区々です。
早いところは受任通知の翌日に引き上げの日程調査の連絡がありますし、1ヶ月ほど経ってから連絡をしてくる会社もあります。
4 車のローンに保証人が就いた場合
ローン会社に受任通知を送ると、ローン会社は保証人に残ローンの一括請求をします。
保証人に迷惑がかかるので、事前に連絡をしておく必要があります。
5 10年落ちの場合
初年度登録から7年経過していれば、車の評価は0円とされます。
よって自己破産しても、10年落ちの車であれば引き続き乗り続けることができます。
6 最後に
以上、自己破産をする場合にローンで買った車をどのように処理するかについて説明しました。
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