1 はじめに
突然,アウロラ債権回収株式会社から請求書が届いたケースについてご紹介します。
2 具体例
Mさんは過去に借入れをしていたことがありました。
当時は返済することができず、督促状が何度も届きましたが放置していたら、そのうち手紙が来なくなりました。
ところが、15年以上経ったある日の午後、突然、アウロラ債権回収会社という会社から,督促状が届きました。
Mさんは,アウロラ債権回収会社から借入れをしたことはありませんでしたが,督促状をよく読んだところ,Mさんが15年以上前に借りた借入先がアウロラ債権回収会社に債権を譲渡したことが分かりました。
そこで,Mさんは,急いで弁護士に相談に行きました。
3 解決内容
弁護士は、Mさんが持参した督促状を確認し、Mさんから,借入れの経緯や,これまでの返済状況,支払い督促など簡易裁判所から書類が届いたことはあるかなど詳しく聴き取りを行いました。
その結果,アウロラ債権回収会社のMさんに対する貸金返還請求権は,とうに時効期間が経過していることが判明しました。
そこで、弁護士は、Mさんから依頼を受け,アウロラ債権回収会社に対し,消滅時効援用の意思表示を内容証明郵便で行いました。
そうしたところ、アウロラ債権回収会社は,Mさんに対し督促を行うことが無くなりました。
4 最後に
時効期間が経過しているにもかかわらず督促してくる債権回収会社もあります。
イーグル法律事務所では,借金問題についてのご相談は無料で承っております。
借金でお困りな方はお気軽にご相談ください。