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弁護士コラム:【債務整理】個人事業主の個人再生について

2020.10.02

はじめに

消費者の債務整理には、任意整理、自己破産、個人再生の3つの手段があります。
今回は個人再生について具体的なケースをご紹介します。

相談内容

Oさんは美容院を経営していました。しかし,お客さんが年々減っていき,日本政策金融公庫からの設備投資の借入れの返済が厳しくなりました。そのため,借入金の返済資金を確保するため,サラ金やカードローンで借入れをするようになりました。

そうしたところ,借入金額は次第に雪だるま式に膨らんでいきました。そのため国民健康保険や税金の支払いが遅れるようになってきました。

毎月の返済額は10万円ほどになり,売上げのほとんどを返済に回さざるを得なくなりました。そのため生活費を捻出することができなくなってしまいました。
それでもOさんは長年にわたって経営してきた美容室を続けたいと希望し、事務所に債務整理のご相談に来られました。

 

 

解決内容

まず弁護士はOさんに対し任意整理と個人再生について分かりやすく説明をしました。

Oさんは、負債が多額だったため個人再生による借金圧縮の効果が大いにありましたので,個人再生を選択することになりました。

そして、弁護士はOさんと事業収支を見直したりするなどして,今後の事業計画や返済計画を一緒に考えました。

最終的には返済額は,負債額の5分の1に圧縮することになりました。
また,通常であれば3年で返済するべきところを,特別の事情ありとされ,5年で返済することになりました。
これにより,Oさんは引き続き事業を継続することが出来るようになりました。

コメント

個人事業主の場合,設備投資などのため,多額の借入れをすることもあります。
もっとも,5000万円未満の負債(住宅ローンを除きます)であれば、簡易な方法で事業を再生することができます。

事業主の方で,個人再生を希望されている方はイーグル法律事務所までご相談下さい。

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