1 はじめに
知人の事業資金借入れの連帯保証人になった方の自己破産についてご紹介します。
2 相談内容
Yさんは70歳代、長年にわたり自営業を営んでおり、地域密着型で順調に業績を伸ばしてきました。
ところがYさんは、同じく自営業をしている知人男性から懇願されて数回にわたり事業資金の借入金の連帯保証人になっていました。
ところが,数年後,その知人男性は返済を滞るようになり、Yさんのもとには保証協会や債権回収会社から一括請求がされるようになりました。
請求額は遅延損害金を含めると1億円を優に超えていました。
Yさんは利息分だけ払ってきましたが、自身が亡くなれば妻や子供に債務が引き継がれること、そして妻らが相続放棄すれば自分の兄弟姉妹も相続放棄しなければならなくなることを心配していました。
3 解決内容
弁護士は,Yさんと相談して、Yさんの世代で連帯保証債務を整理するため,自己破産を申し立てることになりました。
Yさんは不動産を多数所有していましたので、自己破産を申し立てる場合は管財人が就くことになります。
そこで,Yさんにはその旨を説明し,予納金として20万円を確保していただきました。
最終的には,債権者集会を経て自己破産手続は終了し、Yさんは免責決定を得ることができました。
4 最後に
以上、連帯保証人の自己破産の解決事例をご紹介しました。
イーグル法律事務所では借金問題について無料相談を承っております。
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