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弁護士コラム:【交通事故】オートローンで購入した自動車の物損事故

2020.10.12
1 はじめに

オートローンで購入した自動車は,所有者がローン会社,使用者が購入者となっています。
そこで,物損事故に遭った場合,使用者は加害者に対し損害賠償請求できるかが問題となります。
というのも,交通事故により侵害されたのは所有権であるから,請求できるのはローン会社であって,使用者は加害者に対してなんら請求できる立場にないととも考えられるからです。

2 分損の場合

車の時価>修理費用の場合を分損といいます。
使用者が車の修理費用を自ら支出すれば,加害者に対しその修理費用を請求することができます。

3 全損の場合

全損には物理的全損と経済的全損があります。
経済的全損とは,車の時価<修理費用の場合になります。

まず,物理的全損の場合,使用者は加害者に対し,車の事故当時の時価相当額を請求することが出来ないとされてます。
物理的全損の場合,車の交換価値が完全に失われているので,交換価値を把握している所有権者のみが請求権者を有すると考えられるからです。

次に,経済的全損の場合,使用者は,実際に修理し,あるいは修理費相当額を支払う予定であることを主張立証すれば,車の時価相当額を請求できるとする見解があります。
この見解は,経済的全損の場合でも,物理的に修理可能であり,実際に修理してそのまま使用するケースもあるからです。

4 最後に

以上,オートローン車の物損事故において,使用者が加害者に対し損害賠償請求できるかについて説明しました。
お困りな方はイーグル法律事務所までご相談ください。

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