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弁護士コラム:【交通事故】専業主婦の休業期間について

2021.10.25
1 はじめに

専業主婦にも休業損害が認められます。
この点について,詳しくは弁護士コラム:【交通事故】主婦の休業損害をご参照下さい。

では,専業主婦の休業期間はどのように計算するべきでしょうか。
この点,抽象的には,主婦が現実に家事をすることができなかった期間になります。
もっとも、サラリーマンのように休業損害証明書で立証することはできませんので、判断が難しいと思われます。
第三者が休業期間をカウントしてくれないという点では,自営業者と同様です。

 

2 裁判例の傾向

裁判例では、受傷内容・受傷部位、被害者の年齢、家族構成,その他の事情を総合的に考慮して,事故日から症状固定日までの期間について何%労働能力を喪失したか判断しています。

 

3 受傷内容・受傷部位

利き腕を骨折した場合,家事労働の制限度合いは高いといえます。
他方で,受傷部位が顔面や頸部だった場合,家事の制限度合いは限定的であると判断した裁判例があります。

 

4 家族構成

裁判例では,被害者の主婦が成人の娘さんらと同居していたケースにおいて,成人の娘さんらのサポートもあったので家事労働の制限の度合いは大きくないと保険会社から反論されたケースがありました。
これに対しては,娘さんらはフルタイムの仕事をしていたので、被害者の家事労働をサポートすることは物理的に不可能であったと主張するとともに、それを裏付ける客観的資料として娘さんらの給与明細や雇用契約書を提出するなどして再反論することが考えられます。

 

5 そのほかの事情

裁判例では,診療録上、被害者が治療期間中にバレーボールをしていたことも考慮され,家事労働の制限度合いは低いと前置きした上で、労働能力の喪失の程度は,事故日から症状固定日までの期間について20%を超えないとした裁判例もあります。

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